FLOOR 15 BOSS

酒場でいくつかの依頼を受けた後、あゆみは遂にエスバットが塞いでいた場所の先へと探索を始める事にした。
彼らによると、氷姫が待ち受けているという。
「氷姫って言っても元は人間なんだし、何とかなるわ、大丈夫」
あゆみはそう自分に言い聞かせた。

探索を進めていると、小さな祠を発見した。
酒場にいた、いかにも魔術師のような人に頼まれた、祠に供物を捧げる依頼の事を思い出した。

「これを置いて見えない所までいくんだっけ……」
何とも不思議な話だが、いい加減慣れてきていたあゆみは特に疑問も持たずにその言葉に従った。
すると、背後から強い風が吹いてくるのを感じた。
「ひゃああっ……な、何?」

慌てて祠の方へと戻ると、そこには供物の代わりに香木が置かれていた。

「なんだろう……ゴミ?」
かすかに良い匂いが漂うそれを、バックパックに仕舞った。
ブック・オブ・シャドウズが舌を伸ばしていたので、慌てて制止するあゆみであった。
「倒した獣とか、いくらでも食べてるのにまだ食べるの?」
もしかしたら嗜好品なのかもしれない。

… … …

敵の編成は今までの集大成といった感じ。
いつも通り、勝てる相手と勝てない相手を見極めていけば問題はない。
画像の危ない石像なんかは、病毒だとぎりぎり落とせないので病毒+ライフトレードする必要がある。
石化技を持っているはずなんだけど全然使ってこないので、HPが減ったら使用開始するんじゃないかなーと。
何にせよ、使われる前に倒してしまえばいい。

ゼリー状の魔物に追われながらも氷を滑って先に進み、辿り着いた扉を開けると、そこは妙に生臭かった。

「やだ……氷姫って、海産物じゃない」
氷姫は妖艶に笑い、背後の目玉がじっと睨んでくる。
樹海の先へと続く道を塞ぐように、あゆみに立ち塞がる

「あれは……まるであのプールの所にいた……っ!」
氷の下からタコの触手のようなものが出現し、あゆみを威圧する。
やはり海産物だ。
だがこちらに近付いて来る気配はなく、ただじっと佇むのみであった。

部屋に点在するいくつかの氷の塊を発見したあゆみは、早速目玉の魔物の時と同じようにそれをぶつけようとした。
しかし、いつの間にか移動していた触手に弾かれ、盛大に氷の塊に衝突する。
「いったぁ……何するのよ!」

氷で滑りつつも、触手の移動には時間が掛かるという事を発見したあゆみは、触手が移動するのを見計らって氷の塊を滑らせる事で氷姫でダメージを与える事に成功する。
「やった!?」
もちろんそんなことはなかった。
しかし、触手を操る器官が一時的に壊れたのか、触手は氷の底に沈んだままだった。
「今のうちに氷全部ぶつけちゃお」

幾度となく氷の塊をぶつけられた氷姫を相手に、あゆみは戦いを挑んだ。
「そこを通して!」

ストーリーでもだいぶ苦戦したスキュレー戦の始まりだ。
こいつは、ギミック込みでもHPがアラクネーよりも多い14220(6割計算)。
炎弱点だし、これを削りきるにはアラクネーでも使った圧縮炎撃戦法しかないだろうと思ったけど、こいつは取り巻きの触手を召喚してくる。
その為、対象が敵1体になってしまう圧縮練金は使えない。

一応、好条件でライフトレードを使えば1000は入る。
ペットスキルであるブルチャージのグリモアも使えばダメージはもう少し伸びる。
フォースチャージのグリモアを使ったり、温存してきたアムリタを使ったりでTPを工面すれば、何とかなる可能性はあった。

だが、画像のダメージを2回も与えてくる、貫く穿貝という技が問題。
HPが246しかないんだけどなあ……。
しかも触手の攻撃までとんでくる。

Lv60まで上げたらライフトレードのダメージが若干伸びたんだけど、そもそも攻撃を耐えられないのが問題なので……。

クライソウルは景気の良いダメージが出るし……はあ……たのしいなあ……。

… … …

だからLv70まで上げた。引退はしていない。グリモアと装備は上の通り。
料理は睡眠耐性↑↑↑にしている。
スキルはライフトレードと抑制防御ブーストとHP・TPブーストが10。
メモったスキュレーのパターンは以下の通り。
「あゆみの行動」は確定で使ってほぼ問題ないもの。書いてない部分は状況に応じて対応。

触手召喚:このターンの終わりに触手を召喚する
這い寄る触手:このターンに存在する触手は這い寄る触手を使用し、ATTACkを使用しない

TURN スキュレー行動 あゆみ行動
1 (先制の為、無し) 病毒の呪言
2 クライソウル触手召喚 病毒の呪言 / ATTACK
3 アイスシェイブ DEFENCE
4 ATTACK ブルチャージ
5 アイスシェイブ ライフトレード
6 クライソウル這い寄る触手 ATTACK
7 アイスシェイブ触手召喚 ATTACK
8 ATTACK / 貫く穿貝 ライフトレード
9 ATTACK / 貫く穿貝 -
10 ATTACK / アイスシェイブ / 貫く穿貝触手召喚 -
11 子守唄 -
12 クライソウル這い寄る触手 -
13 アイスシェイブ触手召喚 -
14 六つの罪触手召喚 -
15 ATTACK / 貫く穿貝触手召喚 -
16 ATTACK / アイスシェイブ / 貫く穿貝 / 六つの罪触手召喚 -
17 11ターン目に戻る -

また、メモった被ダメージは以下の通り。

行動 通常時 ブルチャージ時 DEFENCE時
ATTACK 169 129 84
アイスシェイブ 111-115 80-85 55-56
貫く穿貝 183-188x2 137-147x2 92-95x2
触手ATTACK 96-99 70-77 48-49

あとは、戦法の解説。
最初のターンは、スキュレーをとりあえず毒で削っておくために病毒。
一応380程度のダメージが数ターン入るので。毒耐性は△なので、二度目は期待しない。
また、ある程度TPが減ったらフォースブーストを使うようにする。
この戦闘でフォースブーストは、状態異常や封じとは関係なく、フォースエナジーによるTP回復の為。

続いて3ターン目からの行動は、敵の攻撃が全て命中するのが前提で行っている。
表のように行動しておけば、できる限りHPを減らした状態かつぎりぎりのところでブルチャージからのライフトレードを使う事ができる事は確認済み。

8ターン目のライフトレードは、貫く穿貝を使われてもいいように、HPを全快かつ触手を一掃した状態にするために使う。
貫く穿貝はダメージ表の通り2hitで300ほど喰らうため、触手の攻撃が一発でも来ると終わり。
要するに、Lv70引退なしカースメーカーのHPは、穿貝2回食らってもぎりぎり耐えられるように調整されているとも言える。
8, 9ターン目に連続で貫く穿貝が来る可能性があるが、触手が存在しない状態でなければ受けられない。
触手は、HPが半分程度まで減った状態のライフトレードであれば、ブルチャージなしでも倒す事ができる。
7ターン目のアイスシェイブを敢えて防御せずに受ける理由は、できる限りHPを減らしておいて8ターン目でライフトレードをし、全快かつ触手が一掃された状態で9ターン目を迎える為である。

9ターン目以降は、敵の攻撃がどれくらい命中するかが分からない(素早さブーストなしでも結構回避する)ので、いつHPが減っているのか(=まともにライフトレードを使えるか)が断定できない。
そのため、HP残量・触手の数・今後のスキュレーの行動に応じて行動を選ぶようにする。
HPを減らさないと威力がでないライフトレードの特性上、数ターン先の事まで考えて行動していかないと、ブルチャージ→ライフトレードを決める事は難しい。
もちろん、六つの罪を回避するために予防の号令を事前に使っておく必要もある。
子守唄は料理や抑制防御ブーストの効果もあって、かなり付与確率を抑えているので、睡眠になったら事故だと考える。

実際にやってみると大抵、ブルチャージを使えるチャンスは子守唄かクライソウルのターンである事が多い。
どちらもスキュレーの攻撃を基本的には攻撃を受けないので、自由な行動を取りやすい。
子守唄のターンは触手が攻撃するので、HPをぎりぎり残った状態にするべく、そのターンのダメージを軽減するか(DEFENCE / ブルチャージ)、若しくはしないかを選ぶ必要がある。

あとは、余裕のあるときにアムリタを飲んでTPを確保しておく。
フォースブーストによる回復だけでは足りないので、何処かで使えそうなターンを確保して使っておくとよい。
TP消費の重いライフトレードは、攻撃手段ではあるが回復手段でもあるので、緊急時に使えなければならない事に注意。

最後に。
後少しのところでクライソウルが素で命中する事もあるが、3DSを投げないよう気を付けて試行を続ければいつか勝てるよ。

勝てるよ!

… … …

あゆみの巧みな黒魔術によって、ついに氷姫は崩れ落ち、氷の下へと沈んでいった。
異形と化したかつての冒険者、その最期を見届けた後、あゆみは思った。
「わざわざあの2人が守る必要ってあったのかなぁ……」

一騒動あった氷の階層が終わりを迎え、あゆみは次の階層へ脚を踏み入れる。

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