FLOOR 2

2Fに到達したあゆみ。
恐竜のような獣に対面し一瞬ひるむものの、恐る恐る回避しつつ森を進んでゆく。

「これならレッドヘルムの方がやっかいよ」

……むしろ、雑魚のほうがよっぽど厄介だったりする。
何だこの編成?
でもESCAPEに成功さえすれば何とかなる。

また、2Fに到達した事で解禁された料理店だが、ハイラガコーヒーが
これと採集の存在によって、破産する事がまずなくなった。
この一人旅は、スキルを1回か2回か使ったら即帰るので、宿屋でTPまで回復する必要は探索数回に1回でいい。
そのため、メディカで回復していた(宿代>メディカ代)のだが、ハイラガコーヒーを使っていれば敵が出ない場所でうろつくだけで回復できる。
これは大きい!

その後も何度か魔物に蹂躙されつつも、探索に一区切りつけて帰還した時だった。
丹羽料理店の従業員が、グリモアという物の説明を始める。

一通りの説明を終えたあゆみは、手渡された未知のアイテムについて結論付ける。
「えーと……要するに霊具の一種、ってことかな」

ちなみにグリモア解禁後に樹海に入ると、グリモアのチュートリアルということで森マイマイx2と戦闘になる。
これが森マイマイで本当に良かった。
ひっかきモグラとかだったらもうね。どんだけ死亡回数稼いでたのかなって思う。

2Fの探索を続ける……

2Fで衝撃だったのは、毒アゲハが病毒で倒せるということ。
ただ、図鑑の表示で見る限り効き具合は△なので、フォースブーストはほぼ必須だと思われる。
最初のうちは、画像ような編成を狩るのが楽でよい。

地道な金策を続けていた時、街でとある装備を見かける。
「マイマイをたくさん倒してくれたおかげでこんな装備が発売できたんですよ!」
売り子が笑顔で勧めてくる。
手にしただけで力が溢れてくる、これもまた霊具の一種なのではないかとすら思う。

「うんざりするほど倒したんだもの、これくらい強くないとね」

… … …

2Fの探索を続けていると、大きな犬のような獣に遭遇した。
また痛い目に遭うのかと身構えるあゆみだったが、それは杞憂に終わった。
背後の石畳を調べるよう、指示しているかのようだ。

「……な、何?ここを調べろって?」
調べない限り、先に通してくれそうにないので仕方なく調べてみる事にした。
とは言ってもやれる事は限られている。
ブック・オブ・シャドウズを見てみたが、寝ているかのように何の反応も示さない……。

試しに購入したばかりのマイマイクラブで突いてみた所、コン、という音が反響する。
天神小で培った洞察力で、これが何を意味しているのか考える。

気が付くと、道を塞いでいた獣はいつの間にか姿を消していた……。
あゆみは探索を続ける。

「あっ、リスだー」

この危険な樹海に明らかに合わないリスを発見し、興奮するあゆみ。
何の危機感も抱かずに手を差し出してみる。

が、急に肩まで駆け上がってきて、背嚢を漁ったかと思うと森の奥へと去っていく……。

「あー、行っちゃったかぁ……」

かわいらしいリスとふれあう事が出来ず、落胆するあゆみがアリアドネの糸を盗られていた事に気付くのは、街に戻ってからであった。

更に探索を進めていると、何度か遭遇した恐竜が通り道を塞いでいるのが見えた。
同時に視界に入ってきたのは、少し前に見かけた石畳の床。

「もしかしたら……」

石畳まで誘導すると、あっさり穴に嵌まる恐竜。

「こんな便利な仕掛けがあるなんて……天神小よりもずっと優しいじゃない」
得意げになるあゆみであった。

そこから少し進むと、赤毛の青年に出会う。
何者かと聞かれ、思わず一般人だと答えてしまう。

「……間違っては、ないし」

(なんか……えらそうね……)
調子に乗り気味である。

この後も何度か死んだものの、無事に3Fへと到達できた。

2F所感:
ニチリンソウはカモ。レベルをあげるならこいつ。
ただし他の多くの編成は殺しに掛かってくるものなので、ESCAPEを駆使しなければならない。
Lv10ほどあれば、ESCAPEは体感で8割以上は成功するので、次の階に辿り着くだけなら簡単である。
もちろん、鍛えておかないとLvの貯金などあっという間になくなってしまうので、早い段階で勝てる編成を探しておいて勝てるタイミングで勝っておくのが重要である。

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