新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士
しいたけメーカー2人旅まとめ

その14 雷鳴と共に現る者討伐編

更新:2018/1/8

挑戦回数:88回

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5でついにリストラされてしまった、世界樹恒例3竜の一角。 その扱いはシリーズによってまちまちだが、今作では3竜の中では明確に格下と位置づけられている、雷鳴と共に現る者。 しかし、あくまで3竜の中では格下というだけで冒険者が相手をするにはあまりにも手に余る存在であり……もういいや、はっきり言ってクソボスである。

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HPは32000と非常に高い事と、回復手段にブラックサバスを採用したこともあって、病毒で削るのは選択肢から外れる。 重要なのは、ほぼ完全に行動を封じる事ができる混乱及び睡眠が効く(特に睡眠は○!)ということ。 後述するドラゴンハート輝のせいで普通に戦っていてはこちらの手数が足りなくなるので、カースメーカーらしく状態異常を駆使して、チャンスを作っていくことになる。

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メインの攻撃手段として、料理「大苺大福」で威力を3倍にした火炎術の起動符をアルケミストスキル「圧縮錬金術」やペットスキル「ブルチャージ」で強化して投げる、通称「圧縮苺大福」を採用した。 採用理由は、雷竜が炎弱点で威力が伸ばしやすいのと、ダメージ・TP効率から。 ページ最後に掲載するステータスであれば、軟身の呪言+圧縮錬金術+ブルチャージ+火炎術の起動符で3800ダメージを叩き出す事ができる。 もっとも、雷竜のスキルによって強化は剥がされやすいので、実際には2200程度のダメージに留まる場合が多いが。

更にサブ攻撃手段として、余裕があるタイミングでディレイチャージも使っていき、ダメージの足しにする。

また、力祓いの呪言と軟身の呪言をなるべく維持するように動く。 特に力祓いは切らさない事。何度か力祓いなしで戦ってもみたが、これがないと回復が間に合わない場面が確実に存在する。 軟身については守りに徹する時は不要なので、そこは臨機応変に。

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さて、雷竜の行動パターンについてだが、独断と偏見で3段階あると定義する。 これから書く事は、念入りに検証したわけでもないし憶測だらけだし肌感覚で思った事だから、あまり鵜呑みにはしないでね。

第1段階。 まず1ターン目はサンダーブレス(全体雷、超高威力)確定なので、ショックガードで凌ぐとして。 以後は竜の鉄槌(全体物理攻撃、麻痺付与)・通常攻撃・呪われし遠吠え(全体強化全解除後、テラー・呪い付与)からランダムで使ってくる。 だが、呪われし遠吠えについては「呪われし遠吠え以外の行動をするたびに徐々に使用確率が上がっていく」という特性があるように思う。 だから「あっ、このへんでそろそろ呪われし遠吠えがくるな」っていうのが何度も戦っていると分かってくる。

通常攻撃は相対的にボーナス行動。ハイランダーはHPが4割程減り、カースメーカーはHPが3割程減る。 竜の鉄槌は、麻痺で運ゲーを強いてくる厄介な行動。ハイランダーはHPが6~7割程減り、カースメーカーはHPが5割程減る。 これらの攻撃を食らった後は、基本的には次受けたら死ぬな~って思った時にブラックサバスを使っておけば、9割がたリカバーできる。 もちろんTPはがんがんなくなっていくので、ハマオプライムやメディカⅣ、アムリタⅡさえも惜しまず使っていくことが重要となる。

問題は、呪われし遠吠え。 これを使われると、次の行動がサンダーブレスで確定するのはまあいいとして。 これのせいで全ての強化が解除されるので、せっかく使った圧縮錬金術が無駄になる可能性があるのだけど、どうせ消費TP3だしまあいいとして。 テラー・呪い付与が非常に厄介。テラーは体感で麻痺より行動不可率が高いので、確実に防がなければならず、これに対策するためにアクセサリ枠を使う事になる。 それでも呪いにかかると、ディレイチャージが刺さったり起動符を使った瞬間に死ぬ事になる。 更に厄介な事に、呪われし遠吠えの行動速度はwikiによると早いと書いてあるが、70引退70で挑むと先手を取れたり取れなかったりする。 つまり、自分の行動の先に使われるか後に使われるか確定しないのである。これが更なる運ゲー要素。 ちなみに素早さブーストのグリモアを装備したとしても、確実に先手を取れるとは限らないというのは確認している。 起動符を投げようとしたターンに呪われし遠吠えを先に使われて呪いを付与されたら死ぬし、ハイランダーのディレイチャージが振ってくるターンに呪われし遠吠えを先に使われて呪いを付与されたら死ぬ。 これはもうそういうものだと思って戦うことにする。

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雷竜のHPを75%程度まで削ると、第2段階に突入する。 ターン終了時に(つまり行動回数を消費しないという事だ)「コアが輝き始めた」というメッセージと共に、ドラゴンハート輝を召喚する。 ……新世界樹2をやってきたプレイヤーならこの手のギミックを何度か見た事があるのでは?そう、炎の魔人もオーバーロードも似たような事をやっていた!お前もか雷竜! 驚くべき事に3竜は全員これをやってくるらしい。無限に文句を書きたいところだが省略。

第2段階ではドラゴンハート輝(HP3000、全バステ封じ無効、雷無効炎弱点)を召喚し、更に第1段階の技に加えて古竜の呪撃(貫通物理攻撃・与えた合計ダメージの2倍のドレイン効果)の使用を解禁する。 更にドラゴンハート輝を召喚した直後に、呪縛の円舞(全体全封じ付与)使用フラグが立つ。 ただし、この呪縛の円舞使用フラグは、呪われし遠吠えの直後にサンダーブレスを使う流れに割り込んでくる事はない。 更に、呪縛の円舞使用フラグが立っているにも関わらず、呪われし遠吠えを使ってくる可能性もある。 こうして文章で書くとややこしいが、表にしてみると以下のようになる。

ターン経過 パターン1 パターン2 パターン3 パターン4
1 呪われし遠吠え→ドラゴンハート輝召喚 呪われし遠吠え以外→ドラゴンハート輝召喚
2 サンダーブレス 呪縛の円舞 呪われし遠吠え
3 呪縛の円舞 呪われし遠吠え - サンダーブレス
4 - サンダーブレス - 呪縛の円舞
5 - 呪縛の円舞 - -

これだけのパターンが考えられ、どうなるかは分からないが、確実に言えるのは呪縛の円舞使用フラグは一度立ったらいつか必ず呪縛の円舞を使ってくるということだ。 というわけで、ドラゴンハート輝を召喚したターンと、それ以降の雷竜の行動は記録するなり覚えておくなりする必要がある。 呪縛の円舞は行動速度が非常に早い(ガードスキル等の最速行動でない限り先手を取れない)ので、使うタイミングが分かればテリアカαを予め使っておくことで封じを即回復できるのだ。 カースメーカーは抑制防御ブーストのおかげで封じにかかりにくい(とはいってもかかるときは全封じされるが)が、ハイランダーはLUCがゴミなのでしばしば全封じにかかる。 ハイランダーには置きテリアカα推奨だ。

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で、ドラゴンハート輝とかいうのは一体何をやってくるかというとこれがとんでもないクソで、ターン終了時に雷の共鳴(毎ターン威力が徐々に上がる全体雷攻撃)を使ってくる。 ちなみにターン終了時と書いたが、カウントが0になったディレイチャージが降ってくるよりも行動が早い。

ところで新世界樹2の属性ガードは、攻撃を1回しか防げない。 つまり複数ヒットする多段属性攻撃に対して無力である。 そして雷竜自身もサンダーブレスを使ってくる。この意味が分かるだろうか。 ……雷竜がサンダーブレスを使うターンは、2人でショックガードをしないと、両方防ぐ事ができないのである。 だが、まだ3回目の雷の共鳴くらいまではぎりぎり凌げる威力ではある。 それ以降は雷竜本体の物理攻撃も相まって、どうにもならなくなってしまう。 画像は何ターンも凌ぎ続けたものの結局雷の共鳴を喰らってしまったハイランダーの様子である。丸焦げだ。

なので、さっさとドラゴンハート輝を破壊したいところだが、こいつはHPが先程も書いた通りHPが3000もある。 起動符を素で投げると900程度、圧縮錬金術を使用すると1500~1600、ブルチャージで1300~1400(圧縮錬金術とブルチャージを両方使った場合については未確認)。 参考までにディレイチャージの威力は4ターンかけて1300程度。 理想は圧縮錬金術を使って2発で倒す事だが、たいてい呪われし遠吠えで剥がされているので改めてかけ直さなければならず、最低でもドラゴンハート輝の処理には3ターン掛かってしまう。 その間、雷竜本体とドラゴンハート輝両方の攻撃に耐え続ける事ができるだろうか?正攻法では全く現実的ではない。

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というわけで、このクソみたいなドラゴンハート輝に対する回答は状態異常(眠り・混乱)である。 といってもドラゴンハート輝自体に状態異常は効かない(これもまた大変クソなポイント!)ので、雷竜本体にかけるものだが。 カースメーカーのフォースブーストさえ使えば、状態異常の成功率自体はだいぶ現実的なレベルになるので、まず眠りを入れて無力化する。 それから次のターンで圧縮錬金術を使い、その次のターンでドラゴンハート輝に起動符を投げる(圧縮しているので単体効果になる雷竜本体は起きない!)。更に次のターンでもう1発投げればドラゴンハート輝は撃破できる。 この間、雷竜がずっと眠っていてくれればハイランダーは暇になるので、TP回復などを行っておく。

ちなみに雷竜が眠りや混乱で行動不能になった後も、前述の表で説明した行動パターンを引き継いでいるので、状態異常が解けた後何してくるんだっけ?という事がないように、雷竜の最後の行動を覚えておかなければならない。

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1回目のドラゴンハート輝を処理してからは、しばらく第2段階の行動パターンが続く。 ここで新しく解禁された古竜の呪撃が地味に厄介で、貫通攻撃なのでキャラクターを前列後列に配置していると2人から吸収してきて、場合にもよるが700~900近く回復されてしまう。 攻撃手段である起動符の数は限られているので、あまり回復されるとジリ貧になってしまいよろしくない。

そこで、雷竜の「基本的に同じ行動を2回連続でしてこない」という特性を利用して、竜の鉄槌を使った次のターンは画像のように隊列を変更するとよい。 実際、竜の鉄槌を使った後は高確率で古竜の呪撃を使ってくる事を確認している。 2人を前列に出した場合でも、ハイランダーのHPに余裕があるならペットスキル「みがわり」でかばえる。 余裕がないならハイランダーはヒールガードして、カースメーカーがブルチャージ(カースメーカーもHPに余裕がないならハイランダーがブラックサバスすればOK)すれば、古竜の呪撃を喰らっても耐える事ができる。 貫通攻撃なので、後列が居なければ実質単体攻撃になるし吸収量も抑えられる。

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HPが50%を切ったあたりで、2回目のドラゴンハート輝を召喚がある。 これも1回目と同じように対処する。 注意点を挙げるとするなら、1回目の対処で使った状態異常とは別の状態異常を使用すること(ターン経過で少しずつ解けていくとはいえ、耐性がついているため)、2人のフォースブーストが使用可能な状態にしておくこと。 特にフォースブーストは状態異常を入れる上で非常に重要なので、フォースブーストが溜まっていないうちから雷竜のHPを削るべきではない。 フォースが溜まるまでの時間稼ぎも必要なのだ。

もっとも、大抵の場合はしっかり力祓いと軟身が維持できるように立ち回っているうちに、自然とフォースゲージは溜まりきっているはずである。

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HPが30%を切ったあたり(ここからはだいぶ雑になる)で、第3段階に突入する。 ここからは、ドラゴンハート輝が居ない場合は高確率でドラゴンハート輝を召喚するようになる。ふざけてんのか。所謂発狂パターンというやつだ。 実際、攻略中に5回までドラゴンハート輝を呼ばれた事を確認している。いい加減にしてくれ。

3回目のドラゴンハート輝が出たあたりからは、上記の通り発狂パターンに入っているので一刻も早く雷竜本体を削りきらなければならない。 というわけで、ゲイボルグ解禁を視野に入れて攻撃的に行動する。 状態異常(攻撃を同時に入れ続けられるように、混乱を推奨)を入れて余計な行動をさせないようにした後は、軟身の呪言を改めてかけておき、攻撃を開始する。

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ドラゴンハート輝がいる状態で、ハイランダーがフォースブーストをしてレギオンスラストすれば、雷竜本体とドラゴンハート輝の2体にヒットしそれぞれに800程度のダメージ+味方のHPが400ほど回復できる(実質全快)。 この回復効果を利用して雷の共鳴のダメージを凌ぎつつ、カースメーカーは圧縮錬金術を使わずに起動符を投げ続ける。 素で投げる起動符のダメージは、ドラゴンハート輝相手に900程度。 フォースブーストのカウントが1になったら、もうここでゲイボルグを使ってしまう。 ゲイボルグのダメージが1700ほど。

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実際に勝ったパターンでは、この画像の状態でハイランダーがブラックサバス、カースメーカーがブルチャージをしたところ、力祓いが切れていた(かけ直す余裕がなかった!)ために物理攻撃で落とされ、更に4回目のドラゴンハート輝を呼ばれてしまう。

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「ここで呪われし遠吠えが来てくれないと死ぬな~」って思いながら起動符を投げたところ、呪われし遠吠えが来てくれたので、勝利!

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というわけで、70引退70しいたけメーカー2人旅で雷竜は倒せます! 1人死のうと勝ちは勝ちである。

以下、少人数旅における心構え。
・麻痺は動くものである。動かない冒険者は意識が低いので、わざわざテリアカβで解除するまでもない。
・呪いは攻撃のタイミングでかからないものである。呪われる冒険者は意識が低い。
・カースメーカーは封じにかからないものである。封じられたら意識が低い。
・敵の混乱は常に自分を殴り続けるものである。こちらを殴ってくる敵は悪い敵。
・フォースブーストを使った状態異常は必ず成功するものである。成功しないカースメーカーはせめてその次のターンで成功させなければ意識が低い。
……要するに、常に最強の自分を考えて無駄なく立ち回り、試行回数に全てを押しつけていけ、ということで。

スキル振りは以下の通り。
被ダメージ時一定確率でHPが50%回復する伝説の冒険者のグリモアが大変便利だった。 ちなみにファイアサークルは、うまく使うと圧縮苺大福のダメージが4200くらいまで上がる面白い技。基本的に使う暇はないから付加効果目当てだったけど。

ハイランダーのスキル カースメーカーのスキル