FLOOR 20 BOSS

一人旅でのハルピュイア戦は、ひと目で尋常でないクソクソだと見抜いたよ。
ストーリーで先行して遊んでいる時に間違いなくそうだと思った。

まずはHPと各種耐性を見てみよう。

HPは非常に多いが、毒耐性が◎なのは非常に嬉しい。
頑張れば3回は入れる事ができそうだ。
また、雷が効くようなのでアラクネー戦でやったようにライフトレードを雷属性に変更するというのも有りかもしれない……が、最終的にその戦法は採用しなかった。

次に、確認できた行動を見てみよう。

金切り声(頭技):全体テラー
ストームフェザー(腕技):全体攻撃+盲目
絶望の大爪(腕技):2回攻撃+麻痺
捕食の宴(脚技):n回攻撃+全封じ
カオススクリーム(?技):※特殊な条件でターン終了時に使用、5ターンの間状態異常・封じ耐性低下
以下、説明が必要な技だけ解説。

捕食の宴は、使用のたびに攻撃回数が増えていく技。
ストーリー(5人旅)で攻略したときは、最初は3回攻撃で使用のたびに攻撃回数が2回ずつ増えていく技だった。
しかし1人旅の場合、最初は1回攻撃で次は2回攻撃かと思えば4回攻撃になったり、と非常に謎が多い技になっていた。
何らかの法則はあるんだろうけど、撃破までにそれを掴む事は不可能だったので、とりあえず「使用のたびに攻撃回数が1回ずつ増えていく技」とみなす事にした。
この技を使った後は、必ず金切り声を使用するという特徴がある。

カオススクリームは、HPが約75%を切った時と、約30%を切った時、通常の行動を取ったうえでターン終了時に使用する(割合はかなり適当なので鵜呑みにしないように)。つまりそのターンは2回行動になる。
この弱体技は、予防の号令やグッドラックと打ち消し合う関係にあることを確認しているので、それらの技を使う場合は注意する必要がある。あゆみちゃんの場合は最初は採用していたけど後に使うのをやめた。
この技の効果自体は、抑制防御ブーストがあるならそれほど問題ではない。
問題は、この技を使った後は、必ず捕食の宴を使用するという所であり、それが勝利の鍵にもなっている。
詳しくは戦法解説で。

これに対して、あゆみちゃんのステータス及びスキルは以下の通り。
使った料理は、毒ダメージ2倍。

武器はTP+20、TEC+3で、靴はTEC+2が付いている。
なるべくTECを確保して毒とライフトレードのダメージを上げるのが狙い。
また、アクセサリでテラー完全耐性を付けて金切り声を無効化している。
グリモアで病毒の呪言に状態異常回復率上昇が付いているが、これはストームフェザーで盲目が付着した時なんかに気持ち役に立ったような気がする。テリアカβを持っていけば、別になくてもいいと思う。
そして今回、初めてTPブーストを切った。虚弱の呪言Lv20を採用する為に犠牲になってもらった。

メモった被ダメージは以下の通り。

行動 通常時 DEFENCE時
ATTACK 194-199 96-100
ストームフェザー 211-222 104-111
絶望の大爪 291-298x2 146-148x2
捕食の宴 153-160x? 76-78x?

捕食の宴を除いて、通常時の攻撃を2発食らったら死ぬ。
その代わり、ATTACKとストームフェザーに関しては通常時+DEFENCEの攻撃を食らうとHPがぎりぎり残り、ライフトレードの威力を上げることが可能になる。
絶望の大爪は、全快の状態から通常時に1発、DEFENCE時に2発喰らえばHPがぎりぎり残るようになっている。
多段技の宿命で若干命中が低いので、2回とも避ける事もあり安定はしない。

ライフトレードでこれくらいは削れる。
ダメージソースとしてはまあ十分。

もう一つの重要なダメージソースである毒は、料理の効果込みでだいたい1100程度出る。
持続ターンが問題で、確認できた中では2~5ターンとだいぶ幅がある。
3回までなら条件を揃えれば十分狙える確率で入るので3回使うとして、3回とも4ターン持続してくれれば合計12ターン、13200は毒で削れる事になる。というか削ってくれないと困る。
2ターンで切れた場合は、そういう星の定めイサの流れだと思うしかないだろう。

以上を踏まえた上で、戦法の解説。
スキュレーの時と同じく、序盤のあゆみの行動はほぼ固定でいける。
ただし、「毒が4ターンは保つこと」と、「2ターン目と3ターン目のハルピュイアの攻撃が命中してライフトレードで十分なダメージが出ること」が条件。
そうでなければ、HPを十分削る事ができず5ターン目にカオススクリームを使ってくる事はないからである。

カオススクリーム:このターンの終わりにカオススクリームを使用する

TURN ハルピュイア行動 あゆみ行動
1 金切り声 病毒の呪言
2 ストームフェザー 虚弱の呪言
3 ATTACK DEFENCE
4 ストームフェザーカオススクリーム ライフトレード
5 捕食の宴 DEFENCE
6 金切り声 ライフトレード
7 ATTACK / ストームフェザー / 絶望の大爪 -
8 ATTACK / ストームフェザー / 絶望の大爪 -
9 ATTACK / ストームフェザー / 絶望の大爪 -
10 捕食の宴 -
11 金切り声 -
12 7ターン目に戻る -

上記のパターンが基本形。
金切り声の後は物理3ターンがランダムで続いた後、捕食の宴が来ると覚えれば良い。
更に前述の通りカオススクリームの後は必ず捕食の宴で、捕食の宴の次は必ず金切り声となる。

前述のダメージ表を見ながらHPをぎりぎりまで残し、ライフトレードで削る。
毒が切れていてHPが全快なら、病毒の呪言を使う。
金切り声のターンは実質ボーナスターンなので、そういったターンに虚弱の呪言を積んでおいたりライフトレードで回復したり。
素早さブーストの効果で攻撃を回避する事は地味に多いので、そういったターンに病毒や虚弱を使うのも有り。
また、TPを上昇するスキルを一切取っていない分、アムリタでのTP補給も重要になる。
今回勝ったパターンでは、一回アムリタを使わないと勝つことはできなかった。

ハルピュイア戦において最大の問題は、捕食の宴
これに耐えられるのは、全快からのDEFENCEで4発が限度だが、多くの場合直前のターンに攻撃が飛んでくるため、それを回避しない限り全快の状態で受けられる事はまずないと思っていい。
ただし腕封じが決まっている場合、ストームフェザーと絶望の大爪は使われないので、全快から受ける事も不可能ではないが。

というわけで、3回目以降の捕食の宴=死であると考え、そもそも発動させないように対処する事にした。
捕食の宴は脚技なので脚封じを入れれば良いのだが、脚封じ耐性は△となっており、脚封じを使えるのは現実的なところで1回が限度である。(キマイラ戦にて耐性が△の毒が稀に2回入った事を確認しているが、考えないものとする)

捕食の宴を使う条件は2つある。
1. ランダム物理ターンの3回目が終わった次のターン
2. カオススクリームを使った次のターン
カオススクリームを使う条件は前述の通りハルピュイアのHP残量である。
という事は、ダメージを調整して1番が来る前(または1番のターンと同じターン)に2番のターンを被せる事ができれば、1回の脚封じで上記2パターンの捕食の宴の発動を同時に封じる事ができる。

この画像はかなり効率よくHPを削る事ができた場合のもの。
1回目と2回目の捕食の宴を脚封じを使わずして凌いだうえで、3回目の捕食の宴が来る前に2回目のカオススクリームを誘発させる事に成功している。
あとは次のターンで脚を封じてしまえば、しばらく捕食の宴を喰らう事はないというわけである。
これがカオススクリームが勝利の鍵と言える所以である。

これを安定させる上で重要なのが虚弱の呪言。
重要なダメージソースである病毒の呪言は、1回目は素でほぼ確実に成功、2回目は虚弱の呪言があれば高確率で成功する。
3回目は虚弱の呪言+フォースブーストであれば高確率で成功する。
脚封じについては、呪言Lvが低いのもあってフォースブーストだけでは安定しないものの、虚弱の呪言+フォースブーストであればほぼ確実に成功する。
つまり、虚弱の呪言ターンを積んだ上で、後半のフォースブースト使用タイミングが勝負となる。
1度のフォースブースト中に、(3回目の)病毒+脚封じを決めること。
そして、脚封じで捕食の宴を妨害できること。
それさえ出来れば勝利は目の前である。

画像はランダム物理が飛んでくるターン。
毒ダメージ込みでライフトレード2回分といったところ。
このターン、ライフトレードを使ったら何と次の攻撃を回避してしまう。

で、こうなったんだけど削る手段がないので、DEFENCEを選択。
最悪、絶望の大爪が2回当たったとしても、麻痺さえ喰らわなければぎりぎり耐えるというところ。

最悪な事に絶望の大爪が来たんだけど、幸い麻痺は発動せず。
こうなればもう勝利である。

Lv70引退Lv70カースメーカー1人でも、ハルピュイアには勝てます!!

… … …

34回ものファクト・ループを経て、遂に天空の女王を撃破したあゆみの前に、カナーンと名乗った翼人がのこのこと姿を現す。
感心した表情であゆみを見つめているが、そんな事はどうでもよかった。

天空の城は、もう目の前である。
最後の力を振り絞って、あゆみは吸い込まれるように転送装置に手を触れた――

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