そらのうきぶくろ

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ブレイズユニオンを一通りクリアしたというお話

ブレイズユニオン(音がでます)

以前にも紹介したユグドラユニオンの続編にあたるブレイズユニオンで遊んでいたんだけど、最近無事に全ルートクリアできたので、感想を書いていこうかと。
物語の核心に迫るネタバレには触れないようにするつもり。

このさき400ピクセル

いつものゲームシステム

ベースは前作と同じものを使いつつ、細かい部分をブラッシュアップ……と書きたいところだが、システム自体はほぼ同じだ。
主にバランス面において数値的な修正が加わっている。
大きな所だと、カードパワーの上限値が9999から5000になったとか。
前作で強力だったエースガードに発動条件が加わったり、逆にいまいちだった地形攻撃スキルが強くなったり、などなど。
つまり相変わらず前作での変態性は健在という事だ。
もちろんチュートリアルは完備で、段階的に要素が解禁されていくので初めての人も安心である。

分岐するストーリー

「前作の敵側の数年前」を描いた作品だけあって、前作で敵として登場したキャラクターが次々と出てくる。
ユグドラユニオンで遊んだ事のあるファンへのサービスはばっちり、といった感じ。
敵側キャラクターの面白いやりとりを沢山見る事が出来るのはやっぱりうれしい。

前作はほぼ一本道(途中でエンディングに分岐する程度)だったが、今作はエンディングが3つに分岐する。
途中で出現するマップを選べるパートがあるのだけど、そこで選んだマップ次第でルートが決定するという仕組み。
選んだマップやルートによって手に入るアイテムや参加する仲間が変わったりするので、何周か遊んでも飽きが来にくい反面、アイテム図鑑コンプリートを狙うのは前作以上に至難の業となった。
分岐の法則は正直よく分からないので、周回の際は分岐の条件だけでも攻略サイトでチェックしておくとよい。

ちなみに内容はというと、ある意味前作よりえげつない……かもしれない。
個人的に一番救いがあると思ったのはCルート。救いがあるというか、他と比べてマシというか……。

グラフィック

キャラクター絵担当の人が代わり、等身が上がった。
過去の公式ブログ記事によると、話の内容に合わせて変更したとのことだ。
絵柄が変わったのは特に気にならない。
むしろ多くの表情差分が出来た事と、汎用クラスユニットのステータス画面を開いた時の絵がちゃんと固有のものになった事を賞賛したい。

しかし、同じゲームシステムを使っているが故に、前作でも思った「フィールド画面の見た目がしょぼい」のは相変わらずそのまま。
慣れれば分かりやすいんだけど……。

パズルゲー寄りになった?

前の項目でバランス面の修正が加わったと書いたが、それもあってか今作は前作と比べてよりパズル要素が増したと感じた。

まずカードパワーの上限ができたことで、複数のカードをバランス良く育てる計画性がより重視されるようになった。

出撃時に使うカードの枚数が前作と比べてだいぶシビアになったのも気になるポイント。
枚数に遊びがほぼ無いため、カード切れでゲームオーバーが普通にあり得るバランスとなっている。

キャラクター育成についても、うまいこと遊べば育て放題だった前作に対して、大きく制限が加えられている
前作はMVPを取ったキャラクターの能力がどんどん育っていった(ミラノとかミラノとか……)が、今回はExcellent(規定ターン以下でクリアする事・早解きボーナス)まで狙わないと能力は上昇してくれない。
ドーピングアイテムの効果も、使えば大星が1個増えた前作に対し、今作は小星が2個増えるに留まる。
育成に関しては、前述のように手っ取り早く育てる事が出来なくなった上に、参入が中盤~終盤になってしまうキャラクターが存在するのも困りどころ。
一部のキャラは本当にほぼ育てる間もなくゲームクリアになってしまうことも……。

そして、今作では「途中でマップ選択がある=その周回では選べないマップが存在する」ために、マップ選択次第で入手出来ないカードがある。
初見だと知りようがないので、サンクチュアリやグラヴィティカオスなどの便利カードを入手しないままストーリーを進めることになったりして。

以上の要素より、今作は「好きなキャラを育成して活躍させる」よりも「与えられた手段で何とかする」という側面が強いと言える。それ故パズル要素が増したという表現をした。
この手のゲームで自由度の高さとゲームバランスがトレードオフになってしまうのは仕方ないといえばそれまでなんだけど、ちょっと物足りなさを感じた事は否めないな、と。

相変わらず充実した音楽

サウンドテストで確認できるのは全61曲。
多くのキャラクターが登場するが、前作に引き続き(少なくとも仲間になるキャラクターについては)全員にテーマ曲がついているのが素晴らしい。
仲間にならなくとも印象に残る曲もいっぱいあるし、大満足のボリューム。パンドラ、お前の事だ
個人的に一番好きな曲は「幼さは罪を知らず」なんだけど、誰のテーマ曲なのかはやってみてからのお楽しみ。

前作の不満点は改善されているか?

前作について書いた記事でいくつか不満点を挙げたが、今作ではどうだったかというと。

・初見殺しが多い
→移動マップのようなものは殆ど無かった。
戦況も前作ほどコロコロ変わる事はなくなったし、多少は優しくなったかも。
一度装備したアイテムを外せないとかの要素は相変わらずだけど。

・アイテムを拾うのが大変
・クリティカルがクソ
→こちらについては全く改善されていない。

こんなところか。良くも悪くもシステムが変わってないから……。
そういうものだと思うしかないのかも。

じゃあ改善された点は?

・戦闘中、リーダーのHPが可視化された
・フィールドのメニューでターン終了が選びやすくなった
・「装備効果によって上昇しているステータス」が分かりやすくなった
・キープオン系のスキルとチャージ系のスキルで使うボタンが共通になった

こうして書いてみると地味だが、重要なポイントを押さえていると思う。

結論

前作・ユグドラユニオンのプレイヤーならやってみる価値はあり。
システム面で劇的な変化はないのでほぼほぼ前作の延長線上で手軽に……とまでは(ボリューム的に)いかないが、遊ぶ事が出来るだろう。
というかブレイズからユグドラに入ると、ブレイズのキャラをことごとく殺して回る事になるのでやめようね!

もし遊ぶなら、是非3周以上してすべてのルートをやってほしい。
そしてBルートの裏で一緒に絶望しよう!ね!
Bルートの裏がどうあがいてもクリアできなくて、クリアするためだけに育成計画を立ててもう一周するくらいにはこのゲームにはまったうちが言うんだから間違いないよ。
もっともっともっともっと!

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